神戸大交響楽団の「サマーコンサート2000」が、アルカイックホールで行なわれ、千人を超える聴衆が美しい音色に聞きいった。【7月1日 神戸大学NEWS NET=UNN】
コンサートはロッシーニの歌劇「セビリャの理髪師 序曲」で力強く始まった。続いて、チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」とブラームス「交響曲第二番作品七十三」。客演指揮・武藤秀明さんの指揮棒に合わせ、まとまった演奏を披露した。演奏後、客席は盛大な拍手でアンコールを催促。武藤さんは「準備をしていない」と言いながらも要望にこたえ、素晴らしい演奏を静かなフィナーレで締めくくった。
一曲目で学生指揮を務めた西尾正行さん(済・四年)は、「みんなの気持ちと技術のベクトルを一つにするように努力した。達成できて満足」と笑みを浮かべた。
次回の演奏会は十二月二十二日、神戸国際会館こくさいホールで行なわれる。団長の中堂壮師さん(営・四年)は「最後の演奏になるので悔いを残さないように準備していきたい」と意気込みを話した。
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