学生部サーバー スパムメールの不正経由で停止

 学生部のサーバー(std.kobe-u.ac.jp)が、不特定多数の人に宣伝などのダイレクトメールを同時に大量送信する「SPAMメール」(スパムメール)の発信元として不正に利用されていたことが発覚。十五日土曜の未明から情報処理センターはサーバの接続を一時的に停止させる措置を取った。さきほど十七日午後二時前に、ホームページサーバーは約六十時間ぶりに復旧。ホームページの閲覧・更新はできるようになった。メールサーバーは、午後二時現在、まだ停止措置がとられたままで、学生部サーバー(std.kobe-u.ac.jp)関連のメールの送受信がストップしたままだ。【7月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

60時間もHP閲覧できず メール送受信は依然停止

 スパムメールのほとんどは営利目的で、製品の広告やウェブサイトの紹介などをする、いわばインターネット界のダイレクトメール。多くの場合、ニュースグループやウェブサイトにアクセスして、メールアドレスを自動的に回収するプログラムを使い、送り先のリストを作成。これらをもとに、全自動のプログラムで一斉に送信するため、不特定多数に送信することが可能になる。「毎日、数百万通から数千万通のスパムメールが流通している」とも言われてる。
 問題は、その発信のために他のサーバーを勝手に利用すること。いかがわしいダイレクトメールなどを直接送信すると、発信元をすぐに特定されて抗議されたり、フィルターをかけられるなど対策をたてられたりするため、関係のないサーバを不正に経由し、発信元を特定できないようにすることがしばしば行われるようになった。スパムメールの拡大と同時に、他人のメールサーバーの不正経由は「スパムの第三者中継」として問題化している。

7日、11日のサーバー停止もスパムメールが遠因か?

 以前に、神戸大工学部情報知能工学科のメールサーバーも不正経由の被害を受けたことがあり、管理者と総合情報処理センターに抗議などのメールが数百通届くという事態になった。
 学生部サーバは、七月七日、十一日と、システム停止が頻発していた。サーバ管理者は、不達メールや経由して送られたスパムメールに対する指摘、抗議などのメールで、システムが混み合った環境にあったことが原因ではないか、とみている。(栃谷亜紀子 記者)

《おことわり》今回のサーバー停止事故で、ニュースネット委員会のホームページ(阪神大震災関連サイトも含む)が、長時間にわたってご覧いただけなくなりました。ニュース更新も遅れました。おわびいたします。なお、取材依頼のメールや連絡メールはinfo@unn-news.com(関西学生報道連盟)で届きますので、今後もサーバー停止の際にはご利用ください。

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