文部省は八月三十日、社会人の再教育や専門的な職業人養成のため、来年度の国立大の大学院入学定員を二千四十四人増やし、修士・博士両課程合わせて四万八千六百二十七人にすると発表した。神戸大の入試情報はhttp://www.kobe-u.ac.jp/admission/index-j.htmlを参照。 【8月30日 UNN】
今春、一橋大と京大に初めて設置された、高度な実務能力を身に付ける専門大学院を来年度には新たに九大にも設置し、医療行政の専門家養成を図る。
来年度の大学院入学定員は工学、五百七十二人増、医・歯学、二百十三人増など自然科学系の増員が目立つ。
四年制大学の入学定員は四十人増の九万七千三百三十七人。少子化の影響で十八の大学で合わせて四百二十人今年よりも定員が減る一方で、弘前大などで医療技術短期大学部を四年制に改組したため、五年ぶりに増加に転じた。短大は四百人減の千七百九十人。
九大では専門大学院として医療経営・管理学専攻を新設。定員は二十人で、地域の医療体制の在り方などを研究する。
米国のビジネススクールをモデルにした一橋大の専門大学院の入学定員も現在より二十四人増やす。
福島大、茨城大の大学院ではスクールカウンセラー養成のため、学校臨床心理専攻を新設。筑波大は社会人向けの夜間大学院としてビジネス科学研究科を新たに設置する。
岡山大、熊本大の大学院法学研究科では来年度、組織を改組するのに合わせて実践的な法曹教育に力を入れる模様。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。