大学病院のずさんな投薬 文部省の調査で明らかに

全国の国公私大の大学病院で看護婦の六八%が医薬品投与の際に患者を間違えそうになり、一六%が間違えていることが八月十八日、文部省の調査でわかった。【8月18日 UNN】

 この調査は京大病院などで医療ミスが相次いだことを踏まえて六月、全国の七十九大学病院の医師、看護婦、薬剤部長らを対象に実施。七十八病院(約八百人)から回答があった。
 それによると、研修医の書いた処方箋などを必ずチェックする指導医は二七%に過ぎず、「原則確認」が四四%、四人に一人以上は「危険な薬剤など特別な場合は確認」「確認はしない」と答えた。「ほかの医師の指示の誤りに気づいた時は」との問いには、九三%が「指摘する」と答えたものの、「先輩医師」や「同僚」らには「指摘しにくい」などとする回答も一割あった。一方、「医師の投薬指示書の内容がときどき不明確」とする看護婦が九一%も。三%弱が「常に不明確」だった。
 これらのミスの背景については、「思いこみ」(九九%)、「忙しさで注意力低下」(九六%)、「医薬品の類似」(九四%)などをあげ、「ものを言いにくい職場の雰囲気」との答えも五割を超えていた。?

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