関西学生女子タッチフットボールリ秋季リーグは九月二日に開幕。五月のシュガーボウルでは聖和大に女王の座を奇しくも奪われた神戸大ROOKS。秋の東西大学王座、さくらボウルの二大タイトルを死守できるか。【9月1日 神戸大学NEWS NET=UNN】
やや曇りがかった空の下、発達科学部のグラウンドには威勢の良い掛け声が響いていた。
「ナイス。次も止めるぞ」。タッチフット部の部員十二人が、本番の試合さながらの気迫で、砂ぼこりをあげる。
五月の関西学生トーナメント決勝。競りに競ったが、聖和大に惜敗。続くシュガーボウルでは社会人チームを相手に順当に勝ち上って決勝に進出、その相手はまたしても聖和大だった。第4Q逆転TDを狙ったパスをインターセプトされ逆にTDを許す。これが決勝点となり、聖和大にシュガーボウル女王の座を奪回された。
「もう一度日本一になりたい」。切実な思いの裏にある苦い経験。春の二つの黒星は「(聖和大を)『ライバル』としての対策をたてなかった」ことが原因だと鈴木文子主将は話す。八月に滋賀で行なった合宿では試合形式の練習を中心に、常に「実戦」を意識。その先には「聖和大打破」がある。
メンバー構成は一年生六人、二年生三人、三年生四人、四年生二人の計十五人。QB東本をはじめとする昨年度の主要メンバーに加え、「生意気だけど(笑)、練習熱心」とペエ前主将が太鼓判を押す一年生も頼もしい。個々の選手が各パートの役割を理解できたことも、合宿の大きな収穫だ。
普段の練習は三時間。さらにその後個人練習を二時間ほど行なう。二日の開幕試合は武庫女大と対戦。鈴木主将は「とにかく一戦一戦を『ROOKSの形』で勝っていきたい」という。そしてたぶん勝ち上がってくるだろう聖和大を東西大学王座で下し、東京ドームで行われるさくらボウルで再び日本一になることが最終、最大の目標だ。
「今年のチームで、このメンバーで日本一に」。そのための第一歩となる初戦は、二日午前九時半より、聖和大グラウンドで幕が開く。
●関西学生女子タッチフットボールリーグリーグ
9月2日 聖和大グラウンド 午前10時30分 神戸大-武庫女大 午後0時 聖和大-大手前大 午後1時30分 同 大-京府大 9月9日 西宮球技場 午前9時30分 神戸大-同大 9月16日 西宮球技場 午前9時30分 関学-大手前大 9月17日 聖和大グラウンド 午前11時 聖和大-武庫女大 午後0時30分 京府大-大手前大 午後2時 同 大-関学 9月24日 西宮球技場 午前10時 聖和大-同大 9月30日 西宮球技場 午前9時20分 京府大-武庫女大 10月1日 聖和大グラウンド 午前11時 関 学-京府大 午後0時30分 同 大-武庫女大 午後2時 神戸大-大手前大 10月14日 京府大グラウンド 午前11時 同 大-大手前大 午後0時30分 神戸大-京府大 午後2時 関 学-武庫女大 10月21日 聖和大グラウンド 午前11時 大手前大-武庫女大 午後0時30分 聖和大-京府大 午後2時 神戸大-関 学 10月29日 西宮球技場 午前10時 聖和大-関学 11月5日 西宮球技場 午前9時30分 神戸大-聖和大
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