今年三月に富山県立山連峰で、文部省登山研修所主催の登山研修中に遭難事故で亡くなった神戸大ワンゲル部員の溝上国秀さん(文・当時二年)と都立大生の内藤三恭司さん(当時二年)の追悼登山が、九月四日と五日、遭難現場の大日岳で行われた。【9月6日 神戸大学NEWS NET=UNN】
同研修所で行われたこの追悼登山は遺族や職員、両大学の学生・OBなど約六十人が参加。神戸大のワンゲル部は二年生以上の部員十九人が山に登った。
四日午前九時半から登り始め、午後三時半ごろ大日小屋に到着。その後頂上で追悼式が行われ、遺族があいさつをし、両大学の応援歌が合唱された。
五月に内藤さんが発見され、都立大ワンゲル部で追悼登山の話が持ち上がったが、溝上さんが行方不明の状態が続いたため、自粛されていた。
七月十二日に溝上さんも遺体で発見されたため、期日が過ぎ落ち着いたこの日に、文部省登山研修所が主催して二人の合同追悼登山を実施することになった。
この夏にも大学生の登山研修は行われたが、冬の研修を行うかどうかはまだ見通しが立っていないという。
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