国立大学協会・第二常置委員会は、九月十一日、国立大を受験するすべての受験生が大学入試センター試験で五教科七科目受けることを義務化する、との提言を行った。【9月11日 UNN】
現在、国立大の受験生が、センター試験で受けなくてはならない科目数は、各大学が独自の判断で決めている。今回の提言は、一九九〇年のセンター試験実施前に行われていた、共通一次試験並みの科目数を受験生に課すことで、大学生の学力低下に歯止めをかけることを狙ったもの。しかし、提言に対しては、今後、学生確保に苦戦する地方大学などからの抵抗も予想される。
委員会は、受験科目数の義務化の必要性を大学生の学力低下への対策のため、とすることで一致。同時に、各大学が二次試験で学力以外の評価を加えるよう求めた。
国大協は、私立大や高校などの関係者からも意見を聞いた上で、十一月に総会で結論を示す。
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