十月六日の午後に発生した鳥取県西部地震の直後から、神戸大ニュースネット委員会の震災関連ホームページのアクセスが急増し、一日のアクセスの過去最高を記録していたことがわかった。関連四サイトの合計アクセスは千四百七十件に達した。【10月12日 神戸大学NEWS NET=UNN】
通常の十倍のアクセスのHPも
なかでも、阪神淡路大震災の参考図書・資料を検索する教育系サイト「阪神大震災を調べる!! ホームページ」には、一日で通常の十倍の九百七十一件のアクセスがあった。
同サイトの上の階層にあたる高校社会科副教材『語り継ぎたい。命の尊さ~阪神大震災ノート』の読者交流のホームページには三~四倍の百三十四件。さらに上の階層の震災関連サイトの表紙に当たるリンク集ホームページ「忘れたらあかん阪神大震災」には、やはり平常の十倍の百十七件。いちばん上の階層のニュースネット委員会本体のホームページにも平常の二倍を超える二百四十八件が記録され、いずれも一日のアクセスの過去最高を記録。関連四サイトの合計アクセス数は千四百七十件に達した。
いずれも、地震発生直後の午後一時台に急増しはじめ、二時台にピークに達した後は次第にアクセス数が減り、午後七時台までアクセスの多い状況が続いた。
小学生連続殺傷事件とは違う反応
ニュースネット委員会のWEB担当者は、「一九九七年六月二十八日に、神戸市須磨区の小学生連続殺傷事件で中学三年の少年が逮捕された直後にも、“”神戸、ニュース、新聞、報道”などのキーワードで検索した人からの接続で、ニュースネット本体のHPのアクセスが急増したことがある。今回も、“地震”というキーワードで、検索サーチエンジンから接続した人が多かったのではないか」とみている。
小学生連続殺傷事件のときは、当日に接続が急増した後、日を追ってアクセスが増え、三日後の七月三日にピークの百九五件に達したが、今回は数時間でアクセス数が平常に戻っている。
「小学生連続殺傷事件のときは実名報道を探しての検索だったとみられる。今回は、どちらかというと即時的なニュース・情報を求めてのアクセスではないかと考えられる」と話している。
●ニュースネット関連HPのアクセス数(9月29日から10月7日まで)
本体 語り継ぎたい 調べたい 忘れたらあかん
29日(金) 84件 33 91 11
30日(土) 72件 24 43 5
1日(日) 91件 22 47 9
2日(月) 107件 14 74 9
3日(火) 113件 31 87 10
4日(水) 93件 16 57 12
5日(木) 110件 38 110 16
6日(金) 248件 134 971 117
7日(土) 90件 51 116 17
8日(日) 88件 25 78 11
9日(月) 99件 22 83 9
10日(火) 89件 26 94 13
11日(水) 158件 42 81 17
12日(木) 111件 47 95 12
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