十一月二日午前十一時半すぎ、神戸大六甲台キャンパスのボイラー室の避雷針に落雷があり、学内の電話やパソコンが一時使えなくなった。騒然として講議が中断した教室もあった。【11月2日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
断続的に雨が降り続き、空には重たい雲が広がっていた。閃光と轟音がほぼ同時に起こったのは、二時限目の講義が行われていた最中の午前十一時三十分すぎ。
経営学部教務掛によると、「ボイラー室の避雷針に落雷があったが、火災の被害は無かった」という。六甲台の社会科科学系図書館や事務部門のパソコンが動かなくなった。社会科学系事務局によると、火災報知機が誤作動を起こして鳴ったという。
また本部では電話が不通になり、復旧するのに二時間近くかかった。図書館でもパソコンが正常に動き出したのは午後三時半を回っていた。本部学生課の職員によると、「停電は過去にもあったが、落雷により電話が使えなくなったのはきいたことがない」という。
六甲台ボイラー室の避雷針に落雷
六甲台では、落雷の大音響に騒然となり講議が一時中断した教室もあった。第二学舎二〇三教室にいた法・二年の男子学生は、「シュカーン、ドーンという音が聞こえたのと、東側の窓の方向で強い光の筋が地面に落ちるように見えたのがほとんど同時だった」「ゲームの雷の効果音なんかとは全然違うすさまじいごう音で、教室は授業どころではなくなった」と興奮ぎみ。停電などはなく十分程で講議は再開したと言う。
国際文化学部にいた国文・二年の女子学生は、「雨脚が強く、西側の六甲台方向が光ったと思ったらドーンという音がした」と話す。灘区高徳町の下宿街でも、「大きな雷が一発聞こえ、びっくりして飛び起きた」(発達科学・二年男子)という。
神戸海洋気象台によると、近畿地方にかかっていた前線上を台風くずれの低気圧が昼前後に通過しており、天気が不安定な状態だったという。兵庫県南東部には、前日から午後三時二十分まで雷注意報がでていた。
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