関西学生リーグラクロスの最終戦が十一月三日、鶴見緑地運動場で行われ、神戸大女子は同大に5-5で引き分け、ファイナル出場はならなかった。悔しさで涙を見せた選手も。だが、昨年辛くも一部に残留のチームが「この三ヶ月で大きく成長した」(武田周子主将)うえに、同大と互角に渡り合えるまでに。【11月3日 UNN】
今季、急成長を遂げた神戸大の最終戦は、勝てばファイナル出場も見えてくるという絶好の舞台となった。
しかし、前半、神戸大はオフェンスでミスが続出。パスがつながらずなかなか思い通りの攻撃が出来ない。一方、同大はカウンターや速攻から確実に得点を重ねてリードを広げていく。結局、神戸大はH田中のロングシュートで一点を返すにとどまり、1-3で前半を折り返した。
後半早々にも、同大に得点を許すが、DW村山が倒れながらもゴールを決めるなど、徐々に神戸大らしい粘り強いプレーが戻り始める。そして、同大の三点リードで迎えた十八分、AW北邨が中央を駆け上がり、豪快にゴールを決めると、完全に神戸大が試合を握る。四分後にはP鶴間のインターセプトで得たチャンスにH武田が押し込み、一点差。そして、終了二分前にまたもH武田がゴールを決めついに同点に追いついた。
ファイナルまであと一点。最後まで果敢に攻め続けた神戸大は、終了間際にも、AW北邨がシュートを放ったが、惜しくもGに阻まれ、ここで無情のホイッスル。あと一点届かなかった。
試合後、悔しさで涙を見せた選手もいた。しかし、昨年、辛くも一部に残留したチームが、「この三ヶ月で大きく成長した」(武田周子主将)うえに、同大と互角に渡り合えるまでになった。
悔いは残った。だが、今年、五位以内だった目標はさらに高くなった。「自信がついた」と武田周子主将。「来年こそファイナル」と誓った北邨昌子選手。三ヶ月戦った選手達は最後は笑顔でコートを去っていった。
●関西学生リーグ最終戦(11月3日・鶴見緑地運動場)
同 大 3 2=5
神戸大 1 4=5
【同大】平岡、小野、稀代、山下、茶本
【神戸大】武田2、北邨、田中、村山
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