十一月十八日の午後五時十五分から、翌十九日の朝八時まで、夜間主コースの学生の学園祭「厳夜祭」が、国際文化学部キャンパスで行われ、六甲祭とは違った盛り上がりを見せた。【11月19日 神戸大NEWS NET=UNN】
『厳夜祭』は夜間主コースの学生の学園祭で、今年で二十七回目を迎える。オールナイトで行われる唯一の学園祭だ。夜間主コースのサークルは、昼間主の学生たちのサークルのように、サークル同士のつながりがあまりないという。そのため、この厳夜祭でサークル同士の交流を深められたらと、厳夜祭実行委員長の蛸積武さん(経済・四年)は話す。
午後五時過ぎ、B棟前のメインステージに司会が登場し、オープニングて。アカペラバンド「Yo!!Six」によるライブや、女子高生二人と彼女たちの中学時代の教師の三人によるダンスが行われ、見ていた観客からは拍手が起こった。まだ時間も早いため、子供の姿も見られた。
午後六時三十分からは、利き酒コンテスト。観客に参加を求め、その場で参加者を決定。参加者は、出された酒をぐいぐい飲み、酔っ払いながらも利き酒を行っていた。優勝者には、ワイン、シャンパンが送られた。
午後七時三十分からは、八十年台に流行したファミコンのゲームを、マットコントローラーを使い、足でプレイするというゲーム大会が行われ、観客はふるってゲームに挑戦した。「エキサイトバイク」、「いっき」、「ツインビー」、「スパルタンX」など、昔流行したゲームに、懐かしさのあまり「なつかし~」という声が各所で起こった。普段手でコントロールするのに対し、足でコントロールするので操作が難しい。参加者は、すぐゲームオーバーになり、悔しがっていた。参加者の動きにうけている観客も。
午後八時三十分からは、アマチュアバンドによるライブ。三宮や大阪でストリートライブを行っているバンドに、実行委員会が声をかけ参加が決まったバンドだ。いろいろな音楽が流れ、観客は音楽に酔いしれた。激しい曲の時は踊り、バラードの時は肩を揺らしていた。
以上で、ステージ企画は終了。観客は模擬店の方に足を運ぶ。模擬店も、個性的なものが多い。夜ということもあって、アルコールを売る店が多く、酒を片手に楽しんでいる人が目立つ。ダンスホールのように暗い中レコードをまわし、さらにバー空間を作った店や、雀荘、民族喫茶などがある。模擬店をチンドン屋が回り、観客を楽しませるシーンも。普段は講義が行われているB棟キャンパス内には、笑い声が絶えなかった。
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