関西学生ラクロスリーグファイナル3決勝が十一月二十三日、宝ヶ池球技場で行われ、神戸大は、関学を11-1と圧倒的強さで関学を破り、三連覇を果たした。【11月23日 神戸大NEWS NET=UNN】
今季、リーグを全勝で勝ち上がり、日本一を目指す神戸大にとって、ファイナルは通過点に過ぎない。ライバル関学を一蹴し、名実ともに関西チャンピオンになって全日本選手権にはずみをつけたいところ。
その意気込みが開始早々爆発する。AT田中がチーム二本目のシュートで先制。五分に関学の落ち着いた攻めから同点に追いつかれるが、十一分にAT前田が豪快に決めすぐに勝ち越す。
しかし、ここから神戸大はおもわぬ苦戦を強いられる。緊張からか動きが固くなり、なかなか追加点が奪えない。ここで踏ん張ったのがリーグ戦でも抜群の安定感を誇ったディフェンス陣。懸命に同点ゴールを狙う関学アタッカー陣をゴール前にさえ入れさせない。そのディフェンス陣の奮起に徐々にオフェンス陣がいつもの動きを取り戻す。そして第2Q十三分、多彩な攻撃からフリーになったAT田中がゴールを決め関学を突き放す。
これで勢いづいた神戸大は第4Q、MVP前田の観客をもうならせたダイビングシュートなど大量七得点をあげ、圧勝した。
試合終了のホイッスルと同時にベンチの選手達も飛び出し、歓喜の胴上げ。神戸からかけつけた応援団や観客にも関西一の報告をして喜びを分け合っていた。
これで、十二月九日に行われる全日本選手権一回戦の相手は東海学生一位の名城大に決まった。北浦真主将は「ここ二年準決勝で涙をのんできた。今年こそその壁を破り、東京(決勝戦)に行く」と神戸大にとっても、関西にとっても悲願となる日本一への意気込みを見せた。
【神戸大】前田4、田中2、北浦2、谷口、宮崎、筒井
【関 学】立花
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