「世界の若者会議2000」が十一月二十六日、大阪国際交流センターで行われた。会場には約百人の大学関係者や留学生などが訪れた。【11月26日 UNN】
この会議は留学生が各国の文化、情報のパートナーとして、またグローバルな視野をもつ人財として活躍することを支援する趣旨で、主に留学生の事業展開についての話が行なわれた。
同講演は予定していた午前九時半より三十分遅れての午前十時より行なわれた。
まず始めに主催者あいさつを国際教育文化交流協会代表・田中カズ子さんが、留学生あいさつを神戸地区中国人留学生学友会会長・柴生芳さん(神戸大・文化学研究科・一年)がそれぞれ行った。この中で柴さんは「留学生は(就職など)厳しい状況にも関わらず、企業を興すなどしてとても頑張ってます」とあいさつした。その後、基調講演やオリエンテーション、プレゼンテーションが行なわれ、約一時間の昼休憩をはさんで午後の部へ。
午後の部では大学院生や大学院卒の人らが事業内容の発表を行った。五つのグループがそれぞれ「ITによるソフト開発」や「日本語学校の経営参加」などのテーマについて発表した。
二番目の「人材派遣・通訳・翻訳・海外事業支援」では、大外大非常勤講師もやっているというThin Aye Aye Koさん(神戸大・文化学研究科)が発表した。自分の翻訳に携わった経験、警察での通訳の経験など、苦楽の経験を織り交ぜながら話した。
柴さんは「時代の産物であるITが発展したから留学生がIT技術を駆使して企業を興すことができた。実際、アイデアは誰でも持てるが、それに実行力、講堂慮が伴うかが問題。それには資金面や、留学生への優遇政策など、クリアしなければいけない問題がある」と話した。
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