神戸大震災文庫が開設五周年を機に、自宅のパソコンで資料を閲覧できる電子図書館システムを強化し、震災からまる六年になる来年一月十七日から、被災直後の混乱を記録した音声・映像資料をネット上で正式に公開する。【11月27日 神戸大学NEWS NET=UNN】
神戸大震災文庫は同大学の人文・社会科学系図書館に一九九五年五月に設けられ、一九九八年十月に資料の電子化を始めた。現在、資料として集めた約四千枚のチラシ類の半分を公開している。
新たに公開されるのは、被災者らから寄せられた映像や音声の資料。神戸市営地下鉄や神戸高速鉄道などの各路線で電車の不通を知らせる車内アナウンスや、激震地の一つであった神戸市中央区の地震直後の町並みを映したビデオなど、生々しい被災地の様子が記録されている。
二十二日に開かれた震災文庫開設五周年記念講演会で、新たな映像・音声資料を試験的に公開した。アドレスはhttp://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/index.html。
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