神戸大応援団総部吹奏楽部による第三十三回定期演奏会が十二月二十六日、神戸文化大ホールで行われた。千人を越す人たちが訪れ、二時間にわたる公演を楽しんだ。【12月2日 神戸大学NEWS NET=UNN】
午後六時開場。日が沈み、辺りが暗くなった中、神戸文化ホールに大勢の人が足を運んだ。今年は応援団総部の創立四十周年にあたる。その節目の最期を吹奏楽部の第三十三回定期演奏会が締めくくった。
第一部では「エル・カミーノ・レアル」、「エイブラムズ・パーシュート」、「Vintage」の三曲が演奏された。サブ・コンダクターである西田さん(発達・二)が一曲目を指揮。スペインを感じさせる華やかな曲でオープニング。二曲目、三曲目はメイン・コンダクターの安達さん(理・三)が指揮を執り、会場をさらに盛り上げた。今回客演として出演した中西勲さんのエウフォニウムとバンドが絡んだ「Vintage」には一際大きな拍手が起きた。中西勲さんは大音大の非常勤講師である。
十五分の休憩の後、第二部が始まる。部員が黒の衣装に黄色いスカーフで統一され、馴染みのあるポップスに乗り、パート別のパフォーマンス。途中応援団員も加わり、賑やかで生き生きとした、学生らしいステージとなった。
第三部はバレエ音楽「ロミオとジュリエット」という大作。演奏前に、この演奏会で卒部となる四回生の紹介があった。胸に赤いバラを挿した四回生に暖かい拍手が送られた。
聴衆は幅広い年齢層。「(息子が出ているので)かかさず来ています。今回もすごく良かったです」と話す父兄もいた。
部長を務める樺沢さん(発達・三)は「大を付けると次に続かないんで、中満足です」とにこやかに話した。
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