アイスホッケーの一部二部入れ替え戦が十二月六日に高槻O2スケートリンクで行われ、2部一位の神戸大が1部八位の大府大を5-2で破り、わずか一年で1部復帰を果たした。【12月10日 神戸大学NEWS NET=UNN】
昨年、入替戦で大府大に敗れ二部に降格した神戸大にとって、まさにリベンジ戦となったこの試合。試合はスコア以上にタフなものとなった。
序盤、緊張からか動きが固くなり、先取点を取られる。しかし、神戸大はそんな試合をなんども経験して這い上がってきたチーム。
徐々にいつもの調子を取り戻してきた神戸大は、FW土橋がすぐさま同点弾を、2PにはFW吉田がうまくパックを奪い逆転のゴールを決め、攻めの流れで2Pを終了した。
2-1で迎えた、3P。敵も1部でやってきたチーム。前半にこちらのミスをついて同点に持ち込まれる。同点では1部に上がれない神戸は焦りがみえ、やや重い雰囲気になる。しかし、残り10分といったところでDF多賀のやや遠いところから値千金のシュートが入る。これでがぜん勢いづいた神戸は、猛攻を開始。府大も背水の陣で6人攻撃をしかけてくるが、「そんなことでは神戸の勢いは止めることができるはずはない」とばかりにDF今田が決定打を打ち込み、勝負を決めた。
ブザーがなり、試合が終わるとみな、涙涙。監督、コーチを氷の上で胴上げ。「感無量。(今までの)つらく、苦しい思いが喜びに代わっていく瞬間でした」FW吉田晃はこう表現した。一部復帰という最高の形で締めくくった神戸大。来年は再び立命、同大ら強豪に挑む戦いが始まる。
●関西学生アイスホッケーリーグ 1部2部入れ替え戦(12月6日・高槻O2スケートリンク)
神戸大 1 1 3=5
大府大 1 0 1=2
(神戸大は1部昇格、大府大は2部降格)?
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