神戸大混声合唱団アポロンの第三十八回定期演奏会が十二月十日、尼崎市総合文化センターアルカイックホールで行われた。【12月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
会場には他大学生や社会人を含め、計二百人以上が来場し、純粋な生の歌声を楽しんだ。
構成は三部構成で、クラシックなどバラエティに富んだ曲目が連なった。ファイナルでは、指揮に顧問である同大学の発達科学部教授の斉田好男さん、またピアニストには大阪信愛女学院短期大学非常勤講師の細見真理子さんをそれぞれ招き「季節へのまなざし」が演奏された。表現力豊かな指揮、強弱のついたピアノの演奏を前に、合唱団もれに見劣らない声量感ある歌声を場内に響かせ、それぞれが絶妙なハーモニーをかもしだした。
これが四年生にとっては最後の舞台となる。部長の柳原広和さん(経済・四年)は、「留学生や社会人学生が入部するなど、クラブ自身も多様に変化してきた」と振り返りながら、「合唱を心から楽しんでやれるという部の雰囲気は、これからも残していってほしい」と後輩にエールを送った。
ホールから出てくる観客を合唱で見送るロビーコールの歌声は、師走の寒空にいつまでもひびいていた。
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