阪神大震災から、十七日でまもなく六年が過ぎようとしている。この日の正午から、震災で犠牲になった神戸大関係者への献花式が、六甲台学舎の震災慰霊碑前で行われる。【1月11日 神戸大学NEWS NET=UNN】
慰霊碑での黙とうと献花式は、震災以来毎年行われている。学長を始めとする教官らが正午に合わせて集まり黙とう、一人ずつ花を手向けていく。その周りを囲むように、一般の参加者が静かに見守る。式が終わり教官らが立ち去ると、参加者がそれぞれ碑の前に立ち、祈りを捧げていく。
毎年この日には、亡くなった学生、教職員の遺族の多くが来神する。神戸大の慰霊碑は、彼らが犠牲者に声を掛ける大切な場所の一つとなっている。またこの日の出会いをきっかけとして、遺族同士の交流も数多く生まれてきた。
震災で神戸大は学舎の倒壊こそなかったが、学生三十九人、教職員三人、生協職員二人を失うという大きな被害を受けた。以来震災についての研究、犠牲者に対する追悼は、神戸大全体の大きな使命として今日まで受け継がれている。
献花式では入場者の制限などはされず、学生や一般の訪問者も参加できる。式についての問い合わせは庶務課広報掛、電話078-881-1212(代表)まで。
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