受験シーズンの始まり、センター試験の第一日目が一月二十日、全国で一斉に行われた。神戸大でも例年通り、医学部以外の全ての学部で試験が行われ、約六千人が受験した。【1月20日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今日は大寒。雪が舞う厳しい寒さの中、厚着をした受験生たちは、緊張した面もちで試験会場へと急いだ。一分一秒を惜しみ、歩きながら単語帳などを広げる受験生も見られた。
会場に入り、試験官の注意事項を聞いていると緊張は益々高まる。震える手で受験番号を記入すると、静かに試験開始のチャイムを待った。
ようやく試験が終わり、教室を出る表情は十人十色。「難しかったね」などと声を掛け合う女子生徒、安堵の表情で煙草をくゆらせる男子生徒。携帯電話で連絡を取る姿も多く見られた。ある女子生徒は「とりあえず終わってほっとしてます。だけど明日もあるんですよね」と複雑な様子。
雪が雨に変わった寒空の下、会場の外で娘を待つ母親の一人は「来るなと言われたけど、やっぱり心配なんですよね」と、届にきた傘を握りしめた。センター試験は明日二十一日の二日目で終了。受験生の、そしてお母さんの春は、もう、すぐそこまで来ている。
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