UNN関西学生報道連盟が加盟九紙の優れた活動に贈る二〇〇〇年度下半期の「UNN賞」がこのほど選考され、神戸大ニュースネット委員会からは報道速報部門で「学長選挙をHP、携帯、メールで多角的に速報」が大賞に、報道スクープ部門で「結核患者発生の第一報」、報道企画部門で「震災報道の教育系サイトへの展開と充実」がそれぞれ努力賞に選ばれた。【3月4日 神戸大学NEWS NET=UNN】
三月四日までの三日間、京都市で行われていたUNN関西学生報道連盟の春期総会でUNN賞の選考会が行われ、報道・広告など六つの部門ですぐれた活動が選ばれた。
このうち、報道速報部門では、十一月九日に行われた学長選挙の開票速報(担当記者=大串真紀、山本賢也、金子孝行、栃谷亜紀子)が大賞を共同受賞。記者を大学本部に張り付け、三回にわたる投票結果を取材し、HPと携帯HP、メールニュースでも速報。夜には即日インタビューにも成功。新しい速報のありかたを開発したことが高く評価された。
また、報道スクープ部門の「結核患者が発生」(担当記者=山本賢也、大串真紀、栃谷亜紀子)の第一報(9月)と、報道企画部門の「震災報道の教育系サイトへの展開と充実」(担当=栃谷亜紀子ウェブ担当デスク)がそれぞれ努力賞に選ばれた。
「結核患者が発生」は、学内の掲示からキャッチし、その第一報を一般紙が後追いした。医療関係者、健康管理センターなど細やかな取材が評価された。ただ、健康管理センター医師は当初「集団発生の可能性低い」とコメント。これに引っ張られてミスリードするなど課題もあり、大学当局への取材体制が今後の大きなテーマとなった。
「震災報道の教育系サイトへの展開と充実」では、震災サイト『語り継ぎたい。命の尊さ』が文部省後援のシンククエストでプラチナ賞、高校生の防災サイトにも協力し、タウンマップコンテストで産経新聞社長賞を受賞するなど、ニュースだけにとどまらず、中・高校生の教育サイトに展開した実績が認められた。
各部門の受賞は次の通り。
●2000年度下半期UNN賞
▽報道スクープ部門 【大 賞】阪大POST、大外大新聞 「阪大と大外大の単位互換報道」(2月) 【努力賞】神戸大ニュースネット委員会「結核患者が発生」の第一報(9月) 【努力賞】関大タイムス「日照権を求め、住民が大学側に反発」(1月)の取材 ▽報道速報部門 【大 賞】神戸大ニュースネット委員会「学長選挙をHP、携帯、メールで多角的に速報」(11月9日) 【努力賞】NEWS立命通信社「ドラフト山田、平本両投手の逆指名会見」の即日手配り号外とHP速報 ▽報道企画部門 【大 賞】阪大POST「10・11・12・2月号の就職特集(OB・OG連載インタビュー)」 【大 賞】関大タイムス「連載特集・関大20世紀を振り返る」(本紙11月号~2月号) 【大 賞】関大タイムス「矢野秀利教授のフランス原論」(2月~) 【努力賞】UNN渉外局「学祭特集 関西二十八大学の情報を一挙掲載」(本紙9・10月号特集面) 【努力賞】大外大新聞「入試情報 音声ガイドをHP化」(1月~) 【努力賞】神戸大ニュースネット委員会「震災報道の教育系サイトへの展開と充実」 ▽ビジュアル部門 【大 賞】該当なし 【努力賞】関大タイムス「関大20世紀を振り返る特集」のレイアウト(関大11、12・1、2・3月号) ▽広告部門 【大 賞】該当なし 【努力賞】UNN広告局 ネット広告「ハッピー2デーキャンペーン~東京ディズニーランド」(11月号)、「チョコレートFran~明治製菓」(2・3月号) 【努力賞】関学新月トリビューン「バイクショップYSPの全面広告年間契約」 【努力賞】神女院大K.C.Press「自社広告『できる女になる。』のコピー」(12、1月号ほか) ▽運営部門 【大 賞】UNN制作部「UNNホームページの更新簡略化システム」 【努力賞】UNN報道局制作部「部員連絡用メーリングリストの開発」
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