「インド西部地震現地情報発信会」が三月十一日、三宮のフェニックスプラザで行われ、約三十人の人が訪れた。【3月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
会には、神戸大医学部付属病院の中山伸一助教授と、被災地NGO協働センターの鈴木隆太さんを招待。両者は現地で行った活動を映像を交え、報告した。中山助教授は、阪神・淡路大震災の経験から、大都市で人手は足りていても、各地の小さな村までは足りてないと考え、各地を移動。そして事実「物資は足りていたが、人材不足のため全体に行き渡っていなかった」と話した。
また、この後に行われた質疑応答では「これからはどういった復興作業をしていくべきか」という客席からの意見に同助教授は「仮設住宅や、仮説トイレを早急に設置するべき」と衛生面を重要視し、また「真に復興を成し遂げるためには、現地の人々によって行われねばならない」と今後について述べた。
主催したのは、学生主体の団体である「神戸大学インド地震後方支援ネット」。同団体は募金活動を同日まで行っており、現地に救援活動に行った人の話を聞くことにより、集まった募金をどのように有効利用していくかを知ってもらおうと同会を企画。コーディネーターの鴨谷知繁さん(工・三年)は「同じ震災を受けたものとして、何かしたかった」と会の動機を話した。
同会で、六十万円以上が集まったと報告。また、今後の使いみちとして、現地をバスで巡回し支援している「RAMKRISHNA」と、インド西部地震・救援委員会に寄付すること発表した。
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