自由劇場の卒業公演「・(punto)」が三月十三日、六甲台講堂で行われた。壇上に舞台と客席を合わせ設けた特設会場には、六十人を越す観客が訪れ、大入り満員となった。【3月13日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
客席後方の特設ステージから物語がスタートと、いきなり度肝を抜く今作品。その後も「ある男を見張ってほしい」と依頼された探偵もどきの男を中心に摩訶不思議なストーリーが展開。随所に、抽象的なイメージやコントをおりまぜ、不可思議だが、客を飽きさせないテンポで終始物語が展開した。
今回特筆すべき点は、見る人を意識してみたという舞台。客席を前面だけでなく、両わきにも設けたことで、舞台に立体感を加えた。そして、舞台後方にはスクリーンを設置。様々な用途で使用された。そのなかでも「日常の雰囲気を出したかった」と演出の池田仁さん(工・四年)がコメントしたように、街での生活シーンは見物。BGMと重なって、まるで切り取られた情景のような感じをかもし出していた。
同作品は、三月十七、十八日にも、尼崎ピッコロシアター中ホールで公演される。まだ見ていない人はぜひご覧あれ。
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