平成十二年度の課外活動優秀団体・部員表彰式が、三月二十一日の午後三時三十分から、神大会館二階の六甲ホールで厳かに行われ、大学生活の有終の美を飾った。【3月21日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
開式前の会場には、スーツ姿の学生が七十人ほど集まり、やや緊張気味の表情で式の始まりを待っていた。席の最前列には、表彰される学生が並んでいた。
午後三時三十分。学生課長による司会のもと式が始まった。
優秀団体として、競技ダンス部・ラクロス部・放送委員会の三団体が表彰された。学長の立つ壇上に上がった学生は、緊張した様子で学長から表彰状を受け取った。
優秀部員として表彰されたのは以下の八名。競技ダンス部の清水祐作さん(文・四年)。交響楽団の内海友香さん(農・四年)。ニュースネット委員会の栃谷亜紀子さん(経営・四年)。体育会本部の古川雄一さん(法・四年)。弓道部の吉森久貴さん(工・四年)。柔道部の田村謙次さん(農・四年)。ラクロス部の前田博樹さん(経済・四年)。応援団の八木万祐子さん(国文・四年)。各人の優秀活動が取り上げられた。八人は、照れた表情を時折のぞかせ、堂々と壇上に上がり、学長と握手を交わした。それぞれの表彰の後には、大きな拍手が会場を覆った。
あわせて、課外活動学外指導者に対する感謝状贈呈式も行われ、男子バスケットボール部の監督を十一年間務め上げた伊藤宏さんも表彰された。伊藤さんは欠席だったため、代理人が感謝状を受け取った。
表彰後、野上智行学長は、「皆さんの活躍が神戸大の未来につながる。皆さんが築き上げてきたものを、後輩にバトンタッチしてつなげていって欲しい。また、それぞれの分野で培ったものを日本社会の問題を克服する原動力にしていって欲しい。おめでとう」と述べた。
続いて、被表彰者代表挨拶として、ニュースネット委員会の栃谷亜紀子さんが、「私たちの活動を支えてくれた皆さん、ありがとうございます。神戸大を誇るべき母校として言えるように、これからもよろしくお願いいたします」と、表彰されたことに対する感謝と卒業に当たっての言葉を述べた。
最後に、放送委員会によって編集された、優秀三団体のビデオ映像が流され、会場はビデオの映像にくぎ付けになり、時折笑いが起こっていた。 式終了後、会場の外にはハカマ姿の弓道部員が並び、田村さんを祝う姿も。表彰された一人一人が、自分なりの感慨に浸っていたことであろう。?
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