週刊ダイヤモンド最新号(四月十六日発売)が、人事部長による「役にたつ大学ランキング」2001年版を掲載。1位は早大文系。2位は早大理系。京大理系が3位だった。ベスト30には、阪大理系が9位、阪大文系、同大文系がともに15位、理系22位、神戸大は理系23位、文系25位、立命は文系26位、関学は27位に入った。また、評価の東西格差の大きな大学では、大市大、大府大、神戸大、関大文系、関学が上位にあがり、首都圏での評価が低いのが目立った。【4月18日 神戸大学NEWS NET=UNN】
トップは早大、3位に京大理系
恒例の「役にたつ大学ランキング」は、週刊ダイヤモンド編集部が2001年2月中旬に日本で株式公開している企業3500社の人事部長にアンケート調査し、回答のあった371社を集計したもの。列挙した大学名に「採用したい学生に出会う確率が高いか」と尋ねたもの。今年で10回目。 1位、2位は早大文系、理系。京大理系が3位。4位、5位は慶大文系、理系。6位に東大理系、7位東工大、8位京大文系、9位阪大理系、10位東北大理系の順だった。
阪大の文系は15位。同大は文系が15位、理系22位。神戸大は理系23位、文系25位。立命は文系26位、理系31位。関学は27位。関大は文系39位、理系49位。大市大文系が42位、理系47位、大府大が50位。甲南大63位。
早大がトップの理由として、堀口健治・早大政経学部長はAO(自己推薦入試)をあげ、「早稲田に自分を売り込んでくる学生が、おとなしくなった学生の中でリード役になっている」と指摘。大学への帰属意識を学生に持たせることが大切で、総合ランキングで評価が高い大学は、偏差値ではなく第一志望で入学する学生が多いかどうかという共通点がある、と同誌編集部は解説している。
関西圏に評価が偏る大学 上位に神戸大
同誌は、大学評価の東西格差にも注目。関西圏に評価が偏る大学として、1位大市大文系、2位大府大、3位大市大理系、4位神戸大理系、5位神戸大文系、6位名工大、7位関大文系、8位関学、9位広大、10位甲南大だった。 逆に首都圏に評価が偏る大学は、芝浦工大、東京理大、武蔵工大、明大理系、北大理系、早大文系、明大文系、立教の順で、油断すると「首都圏ローカル」大学化していると警告している。
このほか、人事部が重視する「論理構成力」では、京大文系が4位、阪大理系が9位と上位に。「コミュニケーション能力」では同大文系4位、京大文系が5位、立命文系が7位、関学が9位がベスト10入り。
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