関西学生アメフットリーグ春季フラッシュボウルの神戸大-甲南大が四月二十八日、西宮球技場で行われた。試合は両チームとも決め手を欠き、7-7の引き分けに終わった。【4月28日 UNN】
甲南大は試合開始四十五秒でQB仲田が55ヤードを走りきって、タッチダウンを奪い7点を先制。しかし、その後は神戸大が堅い守りから流れをつかんだ。第2Q九分にはQB林からWR竹山へ50ヤードのロングパスが通り、TDを奪うと、K今里がキックも落ち着いて決め、同点とした。これ以降、両チームともチャンスはつかむものの決め手に欠け、結局試合は引き分けに終わった。
試合は完全に神戸大のペースだった。試合開始早々に甲南大QB仲田にタッチダウンは奪われたものの、その後はディフェンス陣が踏ん張り得点はおろかファーストダウンさえ与えない。後半に入りファーストダウンを奪われる場面もあったが、得点を奪われることはなかった。
オフェンス陣もそれに応え、第2QにはQB林の自陣50ヤードからのロングパスをWR竹山が受け同点に追いつく。しかし、その後は決め手を欠き、第3Qのゴール前5ヤードでのファンブルや、二回のQBサックなどでチャンスをことごとく潰した。
「負けに等しい引き分けです」終始攻めながらも、オフェンスの技量不足からTD一本の引き分けに終わった結果に、国本圭郎主将の表情は晴れなかった。今年のレイバンズはファンダメンタル(基礎能力)を前面に押しだした戦いを目指している。「パワー、スピード、当たりの強さ。この3つを鍛えいきたい」。
いいプレーも随所で見られ、今年のスローガンである「一心一歩」は確実に実行されているようだ。
●関西学生アメリカンフットボール大会(4月28日・西宮球技場)
神戸大 0 7 0 0=7
甲南大 7 0 0 0=7
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