兵庫県下の四年制大学、全三十六大学を対象とした単位互換について検討を開始しようとしていることが、四月二十九日までに分かった。【4月29日 神戸大学NEWS NET、関学新月Tribune=UNN】
今回の兵庫県下の単位互換は、文部科学省が他大学の単位認定限度数を六十単位に増やしたことから発生したもの。三月十六日に行われた三十六大学の学長と、兵庫県知事の懇話会で今回の単為互換について意見を求めたところ、二十九大学が好意的な反応を示した。
また、今後の予定としては、五月末に、三十六大学に検討してもらうための骨組みを決める話し合いを、学生数や、地理的条件から選ばれた主要八大学(関学、武庫女大、神戸大、甲南大、甲南女大、神院大、神商大、姫路独協大)が行う予定。具体的な議題については、どのような科目を出すか、どのような科目を認定するか、授業料はどうするのか、どのような履修方法にするか、単位互換にかかる経費はどうするかの五点になる見通し。
この単位互換について、県と大学の間を第三者的な位置で連絡している「ひょうご大学連携事業推進機構」は「(単位互換は)強制ではないが、二分の一以上の大学が参加してくれれば」と話している。
また、三月の懇話会で座長を務めた神戸大の野上智行学長は「(単位互換は)学生によりすぐれた教育を与えれる一つの方法。積極的にやっていきたい」と話した。
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