シュガーボウル出場ならず タッチフット

 第十回シュガーボウルトーナメント関西第4代表決定戦が五月二十日、聖和大で行われた。神戸大は代表決定戦で、アンジェリックアラムニー(関西クラブ二位)に6-13で敗れシュガーボウル出場はならなかった。【5月20日 UNN】

Photo 四月二十八日の関西学生トーナメント準決勝で敗退しシュガーボウル出場が一度は途絶えた神戸大。しかし、棄権チームが出たため、この日の学生三位決定戦(対聖和大)と代表決定戦(対アンジェリックアラムニー)に連勝すればシュガーボウル出場が決まる大事な試合となった。
 昨年のシュガーボウル決勝と同じ組み合わせとなった学生三位決定戦は、負けられない両校の意地がぶつかり合う激しい試合となった。
 神戸大は、成長著しい二年生QB池田を中心にスピードあるプレイを展開。WR吉永へのロングパスも冴えわたり得点を重ねていく。聖和大も第4Q、DB吉田のインターセプトからTDを奪い六点差とするが、最後まで攻撃の手を緩めなかった神戸大が結局、27-14で勝利した。

 そして、クラブチーム「アンジェリックアラムニー」との代表決定戦。「自分たちのできることをやるだけ」(清水晴代主将)という神戸大は、この試合でもQB池田が安定感あるパスを見せ、第2Q三分、WR吉永へのTDパスで先制する。しかし相手も関西クラブの強豪。厳しいパスやランを成功させられ、前半終了十秒前に逆転TD、6-7で前半を折り返す。

 後半もアンジェリックアラムニーは、多彩な攻撃でディフェンス陣をほんろうし、第四Q五分にもTDパスが成功。リードを広げる。逆に神戸大は勝負どころで攻めきれず6-13で逆転負け。シュガーボウル出場はならなかった。

 「チームワークがまだまだ」と今岡俊吾コーチはチームを厳しく評価した。しかしQBを中心に選手の能力は確実に上がってきているという。清水主将も「きつい状況をはね返せる精神力をつけなければ」とその目はすでに秋をみすえていた。(岩生 航記者)



●第10回シュガーボウルトーナメント関西第4代表決定戦(5月20日・聖和大)
▽学生三位決定戦
 神戸大 7 7 0 13=27
 聖和大 7 0 0 7=14

▽代表決定戦
神戸大         0 6 0 0=6
アンジェリックアラムニー0 7 0 6=13
(アンジェリックアラムニーはシュガーボウル出場)

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