自然の推移、歌声に 混声合唱定期演奏会

 関西学生混声合唱連盟の第三十二回定期演奏会が六月五日、フェスティバルホールで行われた。混声合唱団アポロンは、「大地はまだ」を合唱。約二千人の観客がその歌声に酔いしれた。【6月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 この演奏会に出演したのは関西学生混声合唱連盟に所属する関学、関大、同大、立命、阪大、神戸大の六団。混声合唱団アポロンは最後となる六番目に登場した。
 今回、合唱した「大地はまだ」は、身の回りで移り変わる自然と人との共鳴を表現した曲集。しかしこの歌には単なる大自然の営みだけではなく「忙しさに追われている時でも、息を抜いて周りをみつめたい」というメンバーの祈りがこめられた。
 一曲目「冬はあまりに」では透きとおる女声がメインのアカペラで、二曲目「五月の嵐は」では、なめらかなピアノの演奏にのった混声に約二千人の観客が酔いしれた。

 演奏後、テナー担当の村上信語さん(医・四年)は「自分としては大満足。(他団と合同なだけに)メンバーのテンションも高かった」と満足感に満ちていた。「自分たちの歌でお客さんが感動する。そんな演奏をしていきたい」村上さんの想い通り、観客は皆、満足そうに会場を後にしていった。

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