神戸大混声合唱団エルデ、アポロン、神戸女大コーラス部の三団による初のジョ イントコンサートが六月二十九日、尼崎アルカイックホールで行われた。三団合同 ステージでは「銀河の序」などが歌われ、来場者は悠久の響きに酔いしれた。【6月 29日 神戸大学NEWS NET=UNN】
コンサートは各大学の学歌(神戸大は「商神」)の合唱で幕を開け、続いて各団 体個別のステージ、最後に三団合同のステージが行われた。
今回の最大の見せ場である合同ステージでは、松尾芭蕉作詞、千原英喜作曲の委嘱初演作品「銀河の序」が、混声合唱とピアノで演奏された。エルデの鈴木達也さん(工・三年)は「珍しい試みだ。僕たちがこれを歌えたのは光栄」と話す。来場者も、「時を越えた音色」にすっかり魅了された様子で、会場には一層大きな拍手が起こった。
このコンサートのために練習を重ねた三団。「他団体とも親ぼくが深まり、気持ちよく歌えた。これまで苦しかった分、充実している」と鈴木さんが話すように、その成果はあったようだ。「今後も次の目標にむけて頑張りたい」と、次回に向けてのやる気も十分な様子。
ラストには今回の客演指揮者の斉田好男さん(神戸大発達科学部教授)の師、故 ・團伊久磨さんをしのび、團さんの作品から「筑後川より『河口』」を優しく歌い 上げ、今回のコンサートの幕が閉じた。
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