医学部のオープンキャンパスが八月二日、神戸大付属病院六階大講義室で行われた。北海道など全国各地から受験生が訪れ、担当者の説明に耳を傾けた。【8月2日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今年は約二百三十人と、去年とほぼ同数の来場者を集めた医学部のオープンキャンパス。最初の前田盛医学科長による「神戸大学、医学部医学科の概要について」では、独立行政法人化に伴う構造改革として、大学院の重点化が実現したこと。また六年間英語を学ぶという、世界を見据えた英語力の育成など、主に神戸大医学部の独自性について話された。
その後は、教育研究体制、入学試験、学生生活について説明。最後に行われた質疑応答では、倫理面の問題から医学部に面接試験を導入する風潮が高まっている流れを受け、「神戸大では(一般入試で)面接試験を導入しないのか」という質問や、配布された資料である「専門研究分野の一覧」に書かれてあった「芸術療法とは何か」など様々な質問があがった。
今日の説明を聞き、静岡県から親子で来た女子受験生は「英語を六年間勉強するというのが、(国際化という)時代にあっている。是非受けたい」と受験に対する意欲を高めた様子。
毎年行っているオープンキャンパス。しかし、以前のような事務的なものから改善しようと、今年は去年のアンケートを元に専門研究分野の一覧を資料に同封するなど受験生のニーズに対応した。また、今後は研究室や設備の見学についても検討していきたいという。前田医学科長は「(オープンキャンパスが)受験への刺激になってくれれば」と話す。?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。