タイヤから有害物が 神戸大教授ら発見

自動車のタイヤかすによって、有害な重金属がまき散らされている実態を、田結庄良昭神戸大教授らの研究チームが突き止め、日本地質学会で9月22日の午後報告する。【9月22日 神戸大学NEWS NET=UNN】

調査は区外訴訟の現場にもなった国道43号線の神戸市東部29地点で実施。道路わきにたまった粉じんを採集、分析した。研究チームは、路上に散乱していた重金属をタイヤのゴムが吸着、凝縮した上で、ブレーキをかけた際に路面とこすれて、かすすとともにばらまいている、と見ている。
タイヤによる重金属汚染が明らかになったのは初めて。日本では土壌の重金属汚染は遅れており環境基準値のある元素も少なく、亜鉛は規制値がない。

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