第28回厳夜祭が11月17日から18日にかけて、国文キャンパスで行われた。訪れた人たちは、昼間の祭りとは一味違う雰囲気を楽しんでいた。【11月18日 神戸大学NEWS NET=UNN】
厳夜祭が行われる国文キャンパスでは、午後3時ごろからB棟教室などで模擬店が開店。徐々に人が集まりだしていた。
午後4時半。突然太鼓の音が鳴り響き、B棟グラウンド側からサンバを踊る一群が登場。「神戸サンバチーム」の面々だ。華やかな衣装のメンバーは踊りながら行進し、ステージへ。軽快なリズムにつられて踊りだす観客も見られ、にぎやかなオープニングとなった。
その後もステージでは様々なイベントが催された。今年はコンテスト形式にした「六甲音夜祭」では10組の参加者が、歌やダンスなどそれぞれの出し物で観客を魅了した。審査を通過したのは、ともに美しいアカペラを披露した「ラウンドストリート」「モダンズ」と、トークでも会場を沸かせた「いちょうともなが」の3組。この3組は12月21日に元町で行われる本選に出場する。
夜の身を切るような寒空も、温かいものをそろえた模擬店のメニューの売り上げには貢献したようで、模擬店のある各教室は、暖を取りにきた人々でいっぱいだった。昼間に開催される六甲祭とは趣が違い、しっとりした雰囲気の厳夜祭。訪れた学生(医・1年)は「アットホームな感じがいい」と楽しそうだった。
厳夜祭実行委員長の樋口裕二さん(法・夜間・2年)はオールナイトで行う厳夜祭の意義を「夜間主コースの存在意義の強調」だと語る。「昼間だけでなく、こういう時間に活動している学生もいるということを知ってほしい」と笑顔で話す。また今回、オープンキャンパスやアートパフォーマンスなど一部のイベントが行われなかった事については「沢山のことをやるからには仕方がない部分もあるが、次回以降への課題です」とした。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。