アメフット逆転勝利 入れ替え戦回避

 関西学生アメフットリーグ最終戦、神戸大-同大が11月24日、西宮スタジアムで行われた。神戸大は第4Q、7点差をひっくり返し、11-10で勝利。試合後の抽選の結果、5位で今季のリーグ戦を終えた。【11月24日 UNN】

Photo   神戸大にとって負け、引き分けは即、入れ替え戦出場を意味するこの試合。しかし、神戸大は開始直後、同大QB水野に42ヤードを走られ、先制TDを許す。神戸大も敵陣ゴール前までは攻め込むが、ファンブルなどでチャンスを潰し、前半はFG1本を返すに止まった。
 第3Qはお互い得点することができない。しかし、第4Q開始直後、同大にFGを決められ、勝負は決したかに見えた。それでも、神戸大の選手たちはあきらめない。FGを決められた直後のキックオフリターンでRB大崎が22ヤードのリターンを見せ、反撃を開始した。
 その後、QB吉野のキープなどで敵陣ゴール前まで迫ると吉野からRB沖本に8ヤードのTDパスがヒットし、1点差に詰め寄る。直後のTFP、神戸大は2点コンバージョンで逆転を狙う。QB吉野がタックルを受けながらも、執念でゴールラインを突破。遂に逆転に成功する。
 その後、同大に攻め込まれるもDB吉村がインターセプト。粘る同大を振りきり、11-10で逆転勝利を収めた。  

 試合後、矢野ヘッドコーチは「とりあえず、ほっとした。後のこと(順位決定のくじ引き)は神のみぞ知るってところです。今は選手をねぎらいたい」と選手たちのがんばりに目を細めた。 
 「今日の試合では全員が一つになれた」。国本主将はそう話す。そのことが同大の攻撃を防ぎ、逆転の2点コンバージョンにつながったのだという。  逆転に成功した2点コンバージョンは「最初から狙っていた」(矢野ヘッドコーチ)プレー。見事に決めた吉野は「最高の気分。最後にオフェンスリーダーとしての意地を見せることができた」と喜びを爆発させた。  

 この日行われた第2戦、立命-甲南大で甲南大が敗れたため、神戸大、甲南大、同大が同率5位。第2戦終了後、スタジアム内の協会事務所で、3校の主将による順位決定のくじ引きが行われた。
 くじを引く前、国本主将は「めちゃめちゃ、緊張してます。入れ替え戦は引きたくない」と話していた。
 くじ引きの結果、神戸大は「5位相当」。「今までなかったくじ運が、全部出た。きっと一生分でしょうね」。協会事務所から出てきた国本主将の顔がほころんだ。  結局、最終結果は神戸大が5位相当、甲南大が6位相当、同大が7位相当。同大の入れ替え戦出場が決定した。?

●関西学生アメフットリーグ最終節(11月24日・西宮スタジアム)
神戸大 0 3 0 8=11
同 大 7 0 0 3=10

▽最終成績
1位 関学 7勝
2位 立命 6勝1敗
3位 京大 5勝2敗
4位 近大 4勝3敗
5位 神戸大 2勝5敗
6位 甲南大 2勝5敗
7位 同大 2勝5敗
8位 大産大 8敗
※5~7位は抽選の結果。同大、大産大が入替戦へ。

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