専門取次の鈴木書店が2001年12月に倒産したことに伴い、取引のあった神戸大生協でも、文芸書の一部の入手が困難になっていることが2月8日までに分かった。【2月8日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
鈴木書店では人文系専門書全般と文芸書の一部を取り扱っていた。そのため、人文系専門書の入荷に大きな影響が出ると思われたが、実際、影響が大きかったのは文芸書だった。
鈴木書店の倒産以来、神戸大生協は大手取次会社・日販との取引に切り替えた。日販では年間売り上げ実績で卸し先が決定される。そのため、一般書店に比べ、文芸書の売り上げが低い神戸大生協が入荷する新刊は「20点発行されれば、そのうちの7点程度」(書籍部学館店・武田守店長)。それに対し、売り上げで勝る専門書は「ほぼ希望通り」(同店長)に入荷しているという。
特に、徳間書店や角川書店が発行しているファンタジーノベルスと呼ばれる書籍で影響が大きい。武田店長は「日販ではやはり、小回りが利かない。これからも影響が出るのは必至だ」と話している。
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