北アルプス・大日岳で2000年3月、文部省(現・文科省)主催の登山研修会に参加した神戸大生ら2人が死亡した遭難事故で、この2人の遺族が3月5日、国を相手に訴訟を起こした。【3月5日 UNN】? 遭難事故は、2000年3月に行われた同省登山研究所主催の大学山岳部リーダー冬山登山研修会で起こり、研修会の参加者27人のうち11人が雪庇(せっぴ)崩落事故に巻き込まれた。9人は無事だったが、神戸大の溝上国秀さん(当時2年)と、都立大の内藤三恭司さんの2人が死亡した。 文科省はその後、事故を予見することは不可能だったとし、国に責任がなかったことを遺族に伝えたが、2人の両親は国が安全配慮義務を怠ったとして国を相手に2億790万円の損害賠償を求める訴訟を富山地裁に起こした。《参照記事》・ワンゲル部員、立山連峰で遭難 行方不明~2000年3月5日 ・今回は22大学が参加 「文部省登山研修」初の遭難~2000年3月5日 ・1960年代、相次ぐ大学山岳部遭難で設置 文部省登山研~2000年3月6日 ・「わずか3メートル」で明暗分かれる 脱出した学生証言~2000年3月7日? ・溝上さんらの捜索進まず 今日も無念の猛吹雪~2000年3月8日昼? ・「地上捜索は打ち切りへ」通信社報道~2000年3月10日夜? ・捜索をネットでみまもる学生・教職員 メールもあいつぐ~2000年3月11日夜? ・溝上さん、家族が確認 大日岳遭難から四か月~2000年7月12日? ・溝上さん発見から一ヶ月 仲間と歩いた6年~2000年8月11日 ・「国に責任なし」 大日岳転落死亡事故~2001年11月29日
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2024/3/26
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