神戸大の同窓会の連合体「学友会」が進める「kobe-u.comプロジェクト」が本格始動し、メールマガジンなどの発行を行っている。4月には有志がプロバイダー事業も立ち上げる。【3月7日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
神戸大は戦後から、旧制の学校や大学の統合・移管を繰り返して現在の各学部ができたという歴史を持つため、同窓会も学部や学科別に活動している。そこで各同窓会相互の交流を図るため、同窓会の連合体「神戸大学学友会」が1979年に組織された。さらに学友会はネット上での活動を開始するため、2001年秋に「kobe-u.comプロジェクト」を立ち上げた。
まず、東京や大阪の地区別の同窓生で活動していた、ホームページ制作メンバーを統合。学生が取得していた「kobe-u.com」のアドレスを譲り受けた。昨年12月には、学友会のホームページを立ち上げ、月刊メールマガジンなどとともに、主に同窓会員向けに情報発信を始めている。
さらに2月16日には、有志が集まって、卒業生や、学生、教職員向けのプロバイダー事業を行うベンチャー企業「株式会社神戸学術事業会」の設立発起人会が大阪で開かれた。4月から本格的な活動を始める。この法人の設立で、生涯使える大学名の入った『kobe-u.com』アドレスを提供でき、ゼミやクラブのOB仲間でメーリングリストも使えるようになる。
近い将来は、学生対象の就職セミナーの開催や、大学の研究部門と企業をITで結び付けるなど「産学官連携」も視野に入れているという。
また、国立大の改革が求められている中で、財源確保や研究・講座の支援に卒業生の存在は大きくなってくる。同プロジェクトの高瀬進さん(1994年工卒・2001年営院修了)は「同窓会も巻き込んで基盤を強化しようという、大学本体の戦略ともマッチしたんです」と分析する。
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