平成13年度神戸大学卒業証書・学位記授与式が3月26日の午前10時30分から、神戸ポートアイランドホール(ワールド記念ホール)で行われ、3634人が卒業・修了した。【3月26日 神戸大学NEWS NET=UNN】
当日、会場前には朝から卒業生たちの晴れやかな笑顔が並んだ。あちこちで記念撮影のシャッター音が響き、友人との久しぶりの再会に会話が弾む。開式が近づいても入場はなかなか進まず、担当職員は「雨でも降ればみんな中に入るのにね」と苦笑をもらした。
それでも、式は予定通り午前10時30分から開始。各学部・研究科の受領総代を通して卒業証書・学位記が授与された。卒業者の内訳は、学部等卒業者2568人、大学院修士(博士前期)課程修了者1066人だった。
野上智行学長は式辞において、神戸大の前身である神戸高等商業学校が掲げていた「真摯・自由・協同の精神」を強調。「その精神は皆さんにも引き継がれています」とし、「大いなる可能性を秘めた皆さんの門出を祝します」と結んだ。
晴れて卒業を迎えた学生たちの表情も様々で、経済学部を卒業した大山繁樹さんは「(大学での)人間関係の中で、ものの見方が広がった。これからは自立した人生を送りたい」と笑顔。一方、文学部の修士を修了した女子学生は「神戸の夜景が好きです。でも、もう見納めですね」と名残惜しげだった。
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