大市大に逆転負け 近畿学生野球

 近畿学生野球春季リーグ第1節2回戦が4月7日、南港中央野球場で行われた。大市大と対戦した神戸大は、先制するも2つのスクイズで逆転され、1-2で惜敗した。【4月7日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 神戸大は二回表、5番田端が相手先発投手・森田の球を左翼方向に運び、ランニングホームランで先制する。しかし、その後は「今まで見たことがない球種(木口主将)」という森田の「直球と同じ軌道で打者の直前で落ちる」魔球にほんろうされ追加点を挙げられない。
 一方、神戸大先発・塚本は初回3奪三振の好スタートをきる。しかし五回、無死一、三塁の場面で5番南裏にきっちりスクイズを決められると、続く五回にもスクイズを決められ逆転される。神戸大打線も逆転を狙い得点圏に走者を出すが、あと1本が出ず1-2で敗れ、勝負の行方を3回戦に持ち越した。

 負け投手になったものの内容は良かった塚本。スライダーのキレは抜群で、今日打たれたた安打はすべて直球だった。高田監督、木口主将とも文句のない出来と評価しており、塚本自身も「フォアボールもなく、まっすぐも走っていた」と振り返る。しかし、球がバラつくこともあり「変化球のコントロールを上げていきたい」と今後の抱負を話した。
 苦戦した森田投手の変化球について高田監督は「直球と同じ軌道だったので、(打者が)直球か変化球か迷ってしまい引っかけることが多かった」と話し、「3回戦も(森田が)出てくると思うので、直球か変化球かどっちかにしぼっていく」と意気込む。木口主将は「守備で足をひっぱらないようにする」と今後の課題について話した。

●近畿学生野球春季リーグ第1節2回戦(4月7日・南港中央野球場)

神戸大 010 000 000=1(1勝1敗)
大市大 000 110 00x=2(1勝1敗)
【神戸大】●塚本-久米
【大市大】○森田-南裏

阪南大 100 000 020=3(1勝1敗)
大教大 000 000 000=0(1勝1敗)
【阪南大】○高尾、森田-矢根
【大教大】●和田、伊藤(大)-井田

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