演劇部自由劇場の新入生歓迎公演「ロボ・ロボ」が4月11日から15日の4日間、六甲 台講堂で上演された。人のために造られたロボットの悲哀を描き、期間中に約240人 の観客を集めた。【4月15日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
今回の劇は、飛行機が不時着して無人島に閉じこめられたロボットたちが主役。人 間に使われるために生まれた7体のロボットたちは人間社会に戻るため、無人島脱出 を試みる。そこで脱出に向けて作業を始めるが、故障や仲間割れなどの事件が続発。 次々と仲間がいなくなるなか、ロボットたちは自分たち自身の存在価値を考え始める。
今回初めて演出を担当したという松本和也さん(工・3年)は「(ロボットたちの) せつなさを伝えたかった」と劇のテーマを話す。劇を振り返り「(演出として)役者 とスタッフをまとめるのが大変だったけど、その分、感動はひとしお」と笑う。
また、新入生に対して「既成概念にとらわれず、自分の考えていることを表現して」 と言うのは役者の芦田陽介さん(経済・2年)と長井里衣さん(発達・2年)。「自由 劇場はそれが実現できる場です」とうなずきあった。
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