これまで学生部(現学務部)のサーバー(std.kobe-u.ac.jpサーバー)上にあった課外活動団体などのホームページが別のサーバーに移転することを受け、インターネット学生協議会(SCIN)が各団体に早期の移転を呼びかけている。【4月24日 神戸大学NEWS NET=UNN】
●サーバー移転のいきさつ
学生部のサーバーは1998年にスタートし、現在では60を超えるサークルなどが同サーバー上にホームページを開設している。しかし、昨年秋ごろからサーバーダウンが相次ぐなど、運用面での問題が発生し始めた。メールの過剰な使用や、ホームページへの外部からのアクセス増大などが問題として考えられているが、原因不明のトラブルも相次いでいるという。
そこで、大学側にこれ以上の負担をかけることのないよう、サーバーの移転が提案された。移転先に選ばれたのは、今年4月に設立された「神戸学術事業会」が運用するサーバー(kobe-u.comサーバー)。同事業会は神戸大の同窓会の連合体「神戸大学学友会」がプロバイダー事業などを委託しているものだ。
移転後は大学サーバーであるstd.kobe-u.ac.jpサーバーから離れることで、これまで禁止されていた広告活動などができるようになり、情報発信の幅が広がる。新サーバーを利用するにあたっては毎月500円を支払わなければならないが、費用負担は大学側が行うことになっている。
●移転作業開始、SCINが呼びかけ
SCINは今月から、体育会や文化総部の会合を利用して新ホームページのアカウントやパスワードの配布を行い始め、4月中には移転する団体への配布を終わらせる予定。std.kobe-u.ac.jpサーバーからの移転作業は各団体に任されるが、要望があればSCINが請け負うという。
本来は昨年度中に終わらせる予定だった新サーバーへの移転。だが、運用費の問題などで学生部や学友会との話し合いが長引き、今年度にずれ込んだ。このような状況の中、SCINでは各団体に早期の移転を呼びかけている。
一方、std.kobe-u.ac.jpサーバー上にある各団体のホームページは、現在のところ12月までは残されるというが、学務課の対応によってはすぐに削除される可能性もある。また、移転に関しては、学務課から「学生部のサーバーから離れたことを明記してほしい」という要望が出ている。移転作業はすでに始まっており、数団体が作業を完了させている。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。