関西学生サッカー春季リーグ2部順位決定戦、神戸大-京産大が5月12日に京都工繊大で行なわれた。神戸大は1-3で敗れ、1部昇格の道が途絶えた。【5月12日 神戸大学NEWS NET=UNN】
前半開始2分に神戸大はPKで先制された。さらに、6分には京産大FW松井にこぼれ球を押し込められた。いきなり2点を追う形となった神戸大は、ゴールそばにボールを集めながらも相手の守備を崩せない。ミスも重なり決定力を欠いたまま前半を0-2で折り返した。
神戸大は後半16分に、MF津崎の右サイドからのFKをMF田内がヘディングシュートで押しこみ、1点を返した。これを機に波に乗りたい神戸大は、サイドから攻め上がるが、点につながらない。逆に37分、京産大にFKを頭で合わせられ痛恨の追加点を挙げられる。結局1-3で敗れ、入替戦出場はならなかった。
開始早々の2点のビハインドにも動じず、サイドからゴールを攻めてはいたが、決定力に欠け最終戦を黒星で終わらせてしまった。この試合は1部昇格への望みをつなぐための重要なカードだっただけに、主将ら選手はショックを隠せなかった。しかし、春季を終えてみて「いいチームになった。まだ少しミスは出るが、夏に十分つながる状態にあり、これからの練習で先が楽しみ」と青山監督は前向きに語ってくれた。
栗田主将も「残念な結果だが、これを糧にしたい。今季を通して精神力、やれるという自信がついた」と振り返り、「引かれたときに点が取れる強さ、守備力の持続をこれからの課題としていきたい」と答えた。最後に「ダークホースから抜け出して、主役になりたい」と本音をもらした。その思いが結果に表れるのを期待したい。
●関西学生サッカー春季リーグ2部順位決定戦(5月12日・京都工繊大)
京産大 3 2-0 1 神戸大
1-1
【京産大】荒井、松井、山口
【神戸大】田内
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