春季は3位に終わる 近畿学生野球

 近畿学生野球春季リーグが5月24日、閉幕した。同日、大教大と対戦した神戸大は延長14回の試合を制し、3-1で勝利。3点目となる勝ち点を獲得し、1部リーグ3位で春季リーグを終えた。【5月24日 NEWS NET=UNN】

 昨秋のリーグ戦で準優勝という好成績を残した神戸大。持ち味である「守備からリズムをつかむ野球」(高田監督)で今季は優勝を狙ったが、結果は3位に終わった。
 神戸大は開幕を白星で飾り、勢いよくスタートを切ったが、続く試合ではあと1点が取れない状況に苦しむ。特に阪南大との2連戦、力投する投手陣を打線が援護できず、黒星を重ねてしまう。木口主将は「打者が球を絞りきれてなかったことが原因」と分析する。
 また、神戸大には昨秋の成績がプレッシャーになっていた。「優勝を念頭に、勝たねば、なんとしてもという気持ちがあった」と木口主将は語る。「野球以外の相手と戦ってしまった」ことが焦りを呼んだ。逆に、優勝の可能性が消えた後の阪大との3回戦、大教大との4回戦は最後まで集中できたという。「優勝、最下位とどちらの可能性もあった中、最善は尽くせたと思います」(木口主将)。
 リーグは閉幕したが、6月16日には毎年恒例の京大との定期戦「神京戦」が控えている。4回生の多くにとっては最後の試合になるだろうが、木口主将は「4回生だからといって出さない。普通に勝ちに行きます」と勝利への執着心を燃やす。

●近畿学生野球春季リーグ(4月5日~5月24日・南港中央野球場ほか)

▽最終成績
1位 奈産大 10勝4敗  勝ち点5 勝率.714(3季連続20度目)
2位 阪南大 9勝3敗   勝ち点4 勝率.750
3位 神戸大 7勝7敗1分 勝ち点3 勝率.500
4位 大教大 7勝7敗1分 勝ち点2 勝率.500
5位 阪大  4勝9敗   勝ち点1 勝率.308
6位 大市大 3勝10敗  勝ち点0  勝率.231

▽最優秀選手
 矢根章行(阪南大・初)
▽最優秀投手
 植本学(奈産大・初)
▽首位打者
 矢根章行(阪南大・初) 打率.465
▽ベストナイン
投手 大木大輔(阪南大・初)
捕手 矢根章行(阪南大・初)
一塁手 逢坂真吾(奈産大・初)
二塁手 長野賢二(大教大・3度目)
三塁手 平林大輔(奈産大・2度目)
遊撃手 池尻祐喜(奈産大・3度目)
外野手 坂本直人(奈産大・初)
外野手 岩根健太(大市大・初)
外野手 萩野亮(阪大・初)
指名打者 該当者なし

▽敢闘賞
 松尾晃雄(大教大・初)
 平山勝雄(神戸大・初)
▽放送優秀賞
 阪南大
▽今季達成記録
 2打席連続本塁打 矢根章行(阪南大)=連盟タイ記録

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