女子タッチフットの春の王者を決める第11回シュガーボウルが5月25日、横浜スタジアムで行われた。神戸大は1回戦・日大戦を31-13で完勝したものの、準決勝で関西アウィリーズ(関西一般1位)に0-19で敗退。3年ぶりの優勝はならなかった。【5月25日 UNN】
関西学生2位の神戸大は初戦で日大(関東2位)と対戦。開始早々からQB清水がランにパスともに冴えわたり、得点を重ねていく神戸大。後半、ミスでリズムを崩す場面も見られたが、終始攻撃の手をゆるめず、31-13で完勝した。
続く準決勝の相手は、1月の日本選手権「さくらボウル」で神戸大を破った「関西アウィリーズ」。QB東本、WR裴、G鈴木など主力が神戸大OGという因縁の相手だ。「胸を借りるつもりでぶつかる」(今岡コーチ)という神戸大は、開始早々から闘志あふれるプレイを見せる。キックオフリカバー、さらには相手ファーストシリーズをインターセプトするなどで第1Qを無失点で切り抜ける。しかし肝心のオフェンスが強力相手ディフェンス陣の前に完全に沈黙。守備も持ちこたえられずに、第2Qに2TDを奪われ0-13で前半を折り返した。
後半もディフェンス陣はDL平林、吉村を中心に、必死の守りを見せるが、オフェンスでどうしても点がとれない。結局、インターセプト3回、ファーストダウン更新2回と、ことごとく攻撃が封じ込められた神戸大が0-19で完敗。日本一の前にまたしてもアウィリーズの壁が立ちはだかった。
【写真】シュガーボウル準決勝 関西アウィリーズを相手に果敢にランで攻め込むQB清水(5月25日・横浜スタジアムで 撮影=中島仁志)?
「ガチンコで思いっきりぶつかっていった」と香川主将がいう通り、経験で負ける神戸大は気持ちで負けるわけにはいかなかった。しかし結果は完封負け。今岡コーチは「オフェンスが弱気になっていた。ミスも多い」とメンタル面が未熟と指摘する。しかし、「まだチームは発展途上。選手はどんどん伸びている」と手ごたえも感じている様子。香川主将も「次は負けません」と秋での雪辱を誓った。
●第11回シュガーボウル(5月25日・横浜スタジアム)
▽1回戦
神戸大 13 6 0 12=31
日 大 0 7 0 6=13
▽準決勝
関西アウィリーズ 0 13 0 6=19
神戸大 0 0 0 0=0
注)試合結果は神戸大のもののみ掲載
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