神戸大が来年10月に神戸商船大(=神船大・東灘区)と統合することを受け、統合後に新学部「海事科学部」(仮称・以下、新名称はすべて仮称)が誕生する予定であることが分かった。【6月20日 神戸大学NEWS NET=UNN】
神船大との統合は一昨年12月に検討が開始され、昨年7月に野上智行・神戸大学長、原潔・神船大学長が合意書に調印した。以来、管理・運営体制等検討分科会、教育研究組織検討分科会、教養教育実施体制検討分科会、教育研究センター等検討分科会、学生生活等検討分科会、事務組織体制検討分科会の6分科会が設置され、両大学の協議会などで協議が進められてきた。
神船大商船学部は現在4課程だが、統合後の海事科学部では、グローバルトランスポート課程、マリタイムマネジメント課程、マリンエンジニアリング課程の3課程に変更される予定。学部長には原学長がそのまま就任するのではなく、神船大の構成員の中から選挙で新しく選ばれる。
また、大学院は神戸大の自然科学研究科に含まれ、同科も現在の前期15専攻・後期7専攻から、海事技術マネジメント学専攻、マリンエンジニアリング専攻などが増え、前期18専攻・後期10専攻に改定される。また、神戸大の研究施設なども、統合に合わせて拡充される。
学生は04年4月から受け入れる予定。両大学の協議会は今年3月以来開かれておらず、これからは両大学の内部で調整を進め、文部科学省などと折衝していくという。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。