落語研究会の2回生寄席「一席二挑」が7月6日、神戸学生青年センターで上演された。訪れた90人の観客で、寄席は立ち見がでるほどの盛況ぶり。七夕の日を前に、爽快な笑いを楽しんだ。【7月6日 神戸大学NEWS NET=UNN】
4月から準備を進めてきたという今回の寄席は、落語研究会の2回生たちが主役となって運営する初めての舞台。客足は例年以上で、部員たちはそれぞれの落語を身振り手振りを大きくつけて熱演し、会場に笑いを巻き起こした。
また、今回は普段表に出ない三味線役である、可愛家おかきさん(法・2年)と可愛家きなこさん(文・2年)の2人も途中で舞台に登場した。息のあった演奏で「ミッキーマウスマーチ」などを披露し、寄席に華を添えた。当日、訪れていたきなこさんの母親は「がんばれ~、っていう感じでした。2回生は成長してますよ」と微笑んだ。
とりを飾ったのは甲家ぱす太さん(経済・2年)による「次の御用日」。御用日とは裁判が行われる日のことで、物語では悪ふざけで大声をあげて女性を驚かし、記憶喪失にさせてしまった男が被告人に。男と奉行(裁判官)が丁丁発止とやりあう様を大声をあげて豪快に描き、客席の笑いを買った。
満員御礼となった今回の寄席だが、取りまとめ役を務めたみなと家どぜうさん(工・2年)は「(客席の空気が)ちょっと硬かった。もっと雰囲気を良くできるように落語をしたい」と真剣な表情で話す。しかし、2回生だけで寄席を作ったことは「めっちゃ勉強になった」ようで、「(落語だけでなく)企画もいいものをたてていきたい」と意欲を見せた。
【写真】甲家ぱす太さん演じる「次の御用日」。スムーズな語りと大げさな身振りで客を笑いに引き込んだ
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