応援団総部吹奏楽部による第25回サマーコンサートが7月6日、神戸文化大ホールで開催された。演奏は2部構成で進められ、迫力のある音楽で観客を引きつけた。【7月11日 神戸大学NEWS NET=UNN】
ホールには開場前から人が押し寄せ、受付には長蛇の列ができていた。その観客たちを待ち受けていた最初の曲は、P.スパーク作曲「新しい夜明けに」。出だしからリズムのよい曲で、吹奏楽の力のある音色を印象付け、観客を引き込んだ。第1部のシンフォニックステージではほかにも、抑揚をつけて緊迫感を表現した「アポカリブスII」(P.スウェルツ作曲)などが披露された。
部長の岡野憲司さん(工・3年)が「幅広い年代の人に聞いてもらえるよう工夫した」という第2部のポップスステージでは、テレビでおなじみの「情熱大陸」や、アンコールで演奏された「風になりたい」など「メジャーで聞きなじみのある曲」(岡野部長)のオンパレード。また、音楽に合わせて毎年恒例となっている寸劇風の物語も演じられた。筋書きは森の中のレストランに迷い込んだ男が、時を止める砂時計を手に入れたり、動き出す木にイタズラされたりと不思議な体験をするもの。応援団総部のメンバーも応援に駆けつけ、愉快な舞台を演出した。
「プロみたいに完成されたものはできない。一音一音に気持ちをこめて、ステージ全体の雰囲気で想いを伝えたい」と岡野部長。「演奏中はわくわくしてた。無事に終えて感無量です」と頬をゆるめた。
コンサートを聴きにきていた観客の田中鴨恵さんは「あれだけの人数の音をそろえるのは難しそうだけど、ちゃんとそろっててすごい」と感心しきりだった。
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