昨年から工学部前で建設作業が続いていた総合研究棟(情報メディア系他II期)及び遊歩道が6月28日に竣工、遊歩道は7月15日に開通した。また、駐輪場が同研究棟北側に移設された。【7月25日 神戸大学NEWS NET=UNN】
同研究棟のII期工事が始まったのは2001年3月。当時すでに建設作業中だったI期工事は昨年11月に竣工し、II期工事も今年6月28日をもって竣工を迎えた。一連の建設は文科省の「国立大学等施設緊急整備5カ年計画」のもと、大学院重点化に伴う施設整備の一環として行われたもの。
建物は地下1階、地上8階の9層構造。I期建物とII期建物の接続部にはそれぞれの各階層が交互に重なり合った「スキップフロア方式」を採用した空間を作っており、研究者同士が積極的に交流できるリラクゼーションスペースとして位置付けている。研究棟を使用するのは研究室単位の研究者ではなく、専門の委員会に選ばれたプロジェクト単位のチームで、II期建物には新しく9つのプロジェクトが配置される。
また、研究棟の工事と平行して整備が進められた遊歩道と駐輪場も同じく6月28日に竣工。遊歩道は国際文化学部の陸橋から馬場の周囲に沿って伸び、総合研究棟の西側を通りつつ神大会館留学生センターの方向へ続いている。ウッドデッキを敷き詰めた道は学生にも人気のようで、利用者は増えている様子。
さらに今回の工事を契機に、以前から車両対策委員会で協議されていた歩道と車道の分離を実現するため、二輪車の駐輪場も総合研究棟の北側に移設した。新駐輪場の収容台数は二輪車約400台と、旧駐輪場とほぼ同じスペースを確保している。以前駐輪場があった敷地は同研究棟の将来計画に使われるという。
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