近畿学生野球秋季リーグ第3節2回戦阪南大-神戸大が9月21日、南港中央野球場で行われた。延長戦にもつれこんだ試合は決着がつかず、延長13回5-5で引き分けた。【9月21日 神戸大学NEWS NET=UNN】
初回、阪南大・広川宗にソロ本塁打を浴びた神戸大だったが、反撃は早かった。三回には6番井上の犠飛で同点に。四回、五回にも1点ずつを奪い、3-1とリードを広げる。
二回以降は先発塚本が阪南大を抑え、七回までは得点を与えない。しかし、八回に阪南大・矢根の左前2点適時打で同点とされると、九回にも2番手平山が1点を奪われ、逆転を許す。
しかし、神戸大も粘りを見せた。九回裏に代打高田の左前適時打で同点に追いつくと、再び1点を勝ち越された十二回にも3番福本の左越適時三塁打で追いつく。結局、延長十三回を終わっても決着はつかず、5-5の引き分けに終わった。
「課題は打線」。高田監督が、開幕前から言い続けてきた言葉だ。しかし、今日の打線に関しては「一人一人の持ち味が出せたし、(勝ち越された裏に追いつくなど)粘りも出てきた」と高い評価だった。
それでも、「満足したわけではない」(高田監督)。五回に1点を追加した後、一死満塁から4番田端の三直で二塁走者が飛びだし、併殺をとられるなど、阪南大に対して畳み掛けることができなかった点については「連打が出ない」と不満をもらした。逆に二死からでも犠打でチャンスを広げたり、守備のすきをついて次の塁を狙う阪南大の野球に関しては「今日は勉強になった」と脱帽の様子だった。
引き分けたとはいえ阪南大から勝ち星を奪えたわけではない神戸大。柳川主将も「結果としてはまだ1敗という不利な状況」と話す。23日に行われる3回戦に負ければ、優勝の可能性がほとんどなくなってしまう。柳川主将は「今日は押しぎみに試合を進めることができた。この勢いで臨んで勝ちたい」と勝利に向け意欲を見せた。
●近畿学生野球秋季リーグ第3節2回戦(9月21日・南港中央野球場)
阪南大 100 000 021 001 0=5
神戸大 010 110 001 001 0=5
【阪南大】伊達、高尾、大木、岡野、中村-高田
【神戸大】塚本、平山、始澤-久米
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