関西学生アメフットリーグ神戸大-関学が10月12日、尼崎陸上競技場で行われた。神戸大は第1Q8分に幸先よく先制したものの、その後ミスが相次ぎ、結局7-38で敗れた。【9月12日 神戸大学NEWS NET=UNN】
第1Q、神戸大は昨年日本一の関学と互角の戦いを見せる。相手のファーストシリーズでDB吉村が関学QB尾崎のパスをインターセプト。直後にはFGフォーメーションからK吉村(DB兼任)が12ヤードを走り、第4ダウンギャンブルを成功させる。8分にはQB江端からRB宮川へのTDパスが通り7点を先制した。
しかし、直後にTDを奪われ同点とされると、第2Q9分にはFGで逆転される。その直後のキックオフではリターナーの竹山がファンブル。リカバーされTDにつなげられる。さらにその直後のキックオフでも、リターナー大崎がファンブル。またもTDにつなげられ、7-23で前半を折り返した。後半に入ってもパントフォーメーションでのスナップミスからセイフティを決められるなど神戸大のミスは続き、結局、7-38で関学に完敗した。
開幕戦から3戦連続で相手のファーストシリーズに先制点を奪われていた神戸大。今日は関学のファーストシリーズをインターセプトという最高の形で抑え、先制点を奪った。しかし、その後はファンブルリカバー4つを含む5つのターンオーバー、7回の反則での55ヤードの罰退、スナップミスからのセイフティと抑えられるはずの自らのミスで自滅。矢野ヘッドコーチ、牧野主将はともに「弱いチームがミスをすれば、勝てない」と口をそろえた。
関学、立命、京大の三強との対決は3連敗。今年も神戸大にとっては高い壁だった。しかし、矢野ヘッドコーチが「次からは負けられない」と話すとおり、次戦からは実力差のほとんどない下位チームとの対戦が始まる。
特に次戦の対戦相手・同大は昨季、最後まで4位争いを演じ、今春の試合では敗れた相手だ。今季はQB水野のパス攻撃を中心に試合を組み立ててきており、矢野ヘッドコーチも「立命は別として、それ以外なら(パスは)一番でしょう」とその攻撃を評価している。ディフェンスが、いかにパスを止めるかが試合の鍵となりそうだけに、今日の試合で2つのインターセプトを決め、「自信がついた」と話したDB吉村を中心としたDB陣に期待がかかる。
●関西学生アメフットリーグ(10月12日・尼崎陸上競技場)
関 学 7 16 6 9=38
神戸大 7 0 0 0=7
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