関西学生男子ラクロスリーグのファイナル3準決勝が11月17日、金岡公園陸上競技場で行われた。神戸大(1部3位)はリーグ戦では敗れた京大(1部2位)と再戦し、10-7で勝利。決勝進出と全日本選手権出場を決めた。【11月19日 神戸大学NEWS NET=UNN】
リーグ戦では京大の組織力のある守備の前に、3-6で敗れた神戸大。今回はその雪辱を誓って臨んだ試合だけに、攻守に激しいプレーの応酬が続いた。
神戸大は第1Q3分にAT竺、AT京田の連携で先制点を奪うものの、京大オフェンスのスピードに乗ったラン、パスで守備をかき回される。MF服部の1on1からのシュートなどで追加点を挙げるものの、前半を6-4で折り返す。
しかし、後半に入ると神戸大の守備陣が奮起。激しいチェックで京大を寄せ付けず、第3Qは無失点。攻撃でも自慢の速いパス回しからチャンスを作り、AT竺、MF古賀がゴール前を固めた守備の間を抜くシュートを決めるなど、個人技の巧さを見せ、第3Qには4得点を挙げる。勢いに乗った神戸大は第4Qにも2点を追加し、カウンター攻撃で粘る京大を10-7で振り切った。
試合終了後、飛び上がって喜びを表現した選手たち。リーグ戦でのリベンジを見事に果した。前回も序盤にリード奪われたが、今回は違った。筒井主将は「試合の中で動きを修正できた。これができるのは強いチームの証拠」と胸を張る。
この試合でリーグ2位以内が確定したので、全日本選手権への出場は内定した神戸大。さらに、次の関学(1部1位)とのファイナル3決勝には関西5連覇がかかっている。関学もリーグ戦では遅れを取った相手だが、今試合の最優秀選手に選ばれたMF服部が「神戸大は一度負けた相手には絶対負けない」と自信を見せると、筒井主将も「(ライバルの)関学だけには負けたくない」と気合は十分。
前人未到の関西5連覇に向けて勢いに乗る神戸大。運命の決勝戦は11月24日午後1時、宝が池球技場でフェイスオフ。
●関西学生ラクロスリーグ・ファイナル3準決勝(11月17日・金岡公園陸上競技場)
【男子】
神戸大(1部3位) 2 2 4 2=10
京 大(1部2位) 3 3 0 1=7
【神戸大】服部3、竺3、京田2、筒井、古賀
【京 大】大和田2、村上2、谷口、三木、上地
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。